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明治用水頭首工はフローティング・タイプの堰で，これは岩盤に載せて密着したタイプではなく，動く土砂の上に載せて作ってあるタイプである。

この場合，河床地盤に基礎杭などを打った基礎を置きその上にゲートの施設を作る。
上下流の間に水位差（水圧差）が生じるため，堰だけを立てると，その下の河床地盤の中を水が浸透して水が抜けて，土砂も抜けてしまう「パイピング」という現象が起きてしまう。

これを避けるために，エプロンとか水叩きとか呼ばれるコンクリートの不透水の盤を上下流に距離を敷く。そうすると，堰の下を浸透しようとする水が，長い距離を浸透して抜けようとするため，土砂が動くことなく，漏水量が少なくできる。さらに，その距離を長くし，遮水性を高めるために，基礎の近くに，カーテン状に遮水壁を入れる。

明治用水頭首工のパンフレットに，図面がのっている。

http://www.hm.aitai.ne.jp/~togari/togarihp/tousyukou.html

断面図を見ると，この頭首工でも，工事前から，エプロンが上流側に25mほど，下流に40mほど，はってある。そして，遮水のための矢板が少なくとも10のものが中央に，エプロンの上下流に4m入っている。




耐震工事の主目的は，このエプロンやもともとの遮水壁（矢板）とは関係がないようだ。https://www.maff.go.jp/tokai/kikaku/koho/pdf/shiryou_1.pdf
の8ページに少し載っているが，堰の柱と，その基礎を耐震補強する目的である。




Google Map(Earth)の2020年1月の写真には，2年前の今回の現場付近の工事の状況が写っている。写真の左下（南西側）に流れている。

https://www.google.co.jp/maps/@35.0456926,137.1784551,141m/data=!3m1!1e3?hl=ja

今回，砂とともに漏水が噴き出したのは，この下流のエプロン下流境界付近である。

マンガにするとこんな感じだろう。

写真でいうと，下流側工事ヤードの平ら部分（エプロン）と縞々部分（護床ブロック工）の境界にあたる。つまり，エプロンが終わった所から吹いている。基礎・エプロンの下をくぐるパイピングの想定通りである。

また，吸い込みは，この工事ヤードの上流左岸端付近（右上の，工事ヤードが斜めにかけている境界付近）であり，15日に吸い込み渦が巻いていたところにある。上流側のヤードは，エプロンのコンクリートを一度全部はがしたように見える。（鉄の板をひき，その下に砂地が見える）
ということは，エプロンのコンクリートをうちなおし，その上流端に矢板の遮水壁を少なくとも4mの深さまで入れていなくてはならない。

問題は，それが上流側左岸端で適切に行われたかどうか，という点ではないかと思う。

（左岸側取水口と，魚道の出口がこちらにあり，これを逃げるようにヤードを設置した。エプロンはこのヤードいっぱいに敷いたわけではなく，切り欠け部が左岸に当たっている当りが境界のはずである。）

となると，この付近の矢板とエプロンの施工，または設計が，浸透（パイピング）対策として，きちんとなされたのかどうか，がポイントになるだろう。全量を右岸に取水または，放流するべく転流できれば，確認できるはずである。

「戦争について考えよう」というのが，子供のころから理解できなかった。

学ばされたのは，「戦争がいけないことである」「戦争はやってはいけないことである」「戦争が起こると非人道的である」ということであり，

「どうしたら戦争にならないようにできるのか」「どうしたら隣国同士が，普通に付き合えるのか」という基本は，全くと言っていいほどに，教えられていない。というより，そこは考えてはいけない，という圧力すら感じたものである。

これが，どうにも理解できなかった。

教育にも，メディアにも，大人たちにも，である。

ーーー

今回のロシアは，両者が争うという意味の戦争ではなく，一方的な侵略殺害行為であるから，それに対抗することを「戦争」と呼ぶことに，この2カ月，理解できないでいる。

攻撃が始まってから，その状況を詳しく報道している。被害の状況，戦況がどうなっているのか，など，私の耳にも目にも，心の中には全く入ってこない。

とにかく，ひどい，という思いしかなく，私の，情報・状況の一つ一つに向き合う気力はゼロである。こういう人はいないのだろうか。

ーーーー

「この状況下で，それをちゃんと見つめないのは，人間としておかしい！」

そういう人はたくさんいるだろう。

だが，そうなってしまって以降のいま，

「正義」という観点でいえば，
　それに実力行使して，攻撃を減らすか，
　被害を受けている人達を救うために，現場に入って支援対応するか，
のどちらかしかない。

だが，欧米も物資だけを送り，
わずかに，NPOの勇敢な方々が危険を顧みず支援するのみで，
国家レベルでも，他国の国民レベルでも，
見守っているに過ぎないように見える。

指をくわえてみているだけ，と言う状況なのに，
連日のように，戦争の専門家であるかのような報道がなされている。

あまりにもギャップが大きすぎてみていられない。

ーーー

何もしていない自分が，何を言おうがどうでもよいのだが，

きっと後から（つまり歴史的経緯として）
ここがおかしかった，といえるポイント，
私自身が，最も納得できなかったのが

今回より前のクリミア侵攻の事後対応として，
各国，世論が，放置してしまったことである。

このときに，私はとても憤った。

なぜ何も言わないのか。何もしなかったのか。

この時にこそ，
国際的な圧力，経済的な圧力，コミュニケーションを取るべきだったのに，
これを放置し，独裁者に，何とかなると思わせてしまったことである。

国際社会，国際世論，日本の世論も。

この時こそ，凍結，禁輸などの圧力を一気に高いレベルで行うべきだった。

だが，そうしなかった。

それがさらなる他国侵略を，誘導したとさえ思える。

あとから，少しづつ，ずるずると手を打っても，手遅れどころか，人命・資産・経済の被害をより大きくしていくだけのこととなっている。見るに堪えない。

ーーー

このひどい状況がずっとつづく。

今，こころを痛めるのが正義なのだろう。

だが，クリミア侵攻の当時に，
それ以上に心を痛めて，すぐに対応するべきだったと，今も思っている。

それに触れないで，つまり，先に打つべきものを打っていないことを取り上げもしないで，今だけを見つめよ，ということには全く耐えられない。

そういうあたりのことが，「戦争を考える」ではなく「戦争にならないようにすることを考える」に繋がっていたはずではないのだろうか。

メディアと同じような気持ちには，ずっとなれないでいる。

報道が目に入るたびにテレビもネットも切ってしまう，天邪鬼な自分を再認識する。　昭和19年頃ならば，真っ先に逮捕されるのだろう。

名古屋から，950km走り，富山とそれを作る川などを見に行った。

・荘川上流から河口まで。
・砺波平野南部の段丘と荘川扇状地，自噴井群
・氷見のイタセンパラと，地形・地質
・黒部川の水の旅（発電・用水・自噴井＋湧水群）
・魚津埋没林
・富山市周辺地形（呉羽山・常願寺川扇状地）
・神通川変遷，自噴井　（自転車で回る）
・富山空港と神通川
・飛騨　高原川河床材料と勾配，発電ダム群
・奥飛騨蒲田川と土砂生産，北アルプス（新穂高）



地形地質がなしてきたもの，人と営み・開発がなしてきたもの，
多数見て，
とても多く学んだのだが，
とてもまとめきれない。

一言でいうならば，
富山平野は，地図で見るほど，平らではなかった。

そして，山・谷・川・扇状地，すべてが急であった。
それを作りえた理由は，壮大なストーリーだった。





 

２０１５年(平成27年）の水防法改正で，

「最大規模」の洪水，内水，高潮による浸水想定区域図を作成・公表し，
避難体制の充実強化を行うこととなった。

7年前のことである。

その後，大河川の「想定最大」の浸水想定区域図が公表されてきた。
矢作川の豊田市中心市街地（拳母盆地）だと，こんな感じである。
 
豊田市街地が，10mを超える浸水となる。
堤防より上にくる洪水である。
（下流が鵜の首という狭窄部で，流れる能力に限界があるからだ）

この図が発表されて，困り果てている，と言う話を何度も聞いた。

どうしろと言うのか，と言うのである。しかし，それは２つの話に分かれる。
・避難行動は，どうしろと言うのか
・こんなところに市街地・家をたてて，どうするのか。

だが，ここでの結論は，
・前者＝避難＝はこの絵で検討すべきであり，
・後者＝その中に家を建ててよいか＝と言う話はこの絵では決着できない，
ということなのである。


ーーー

それまで，つまり「想定最大」を出すようになるまでは，
河川計画などが目標としている降雨などでどうなるのか，と言う想定図が公表されてきた。大河川でいえば，100年~200年に1度の雨，とか，過去最大級の実績降雨とか，に対してである。

それで河道掘削や堤防などの整備がまだ，進んでいないとか，ダム計画が止まっているとか，など，計算上は，大丈夫ではない，越水したり決壊したりして，氾濫が起こる，想定図であった。

これは，河川整備が進んでくれば，つまり，防御力が高まってくれば，そもそも「計画上想定している雨」であるから，守り切れるようになっていくのである。想定図での浸水域は減っていくことになる。

もし，それより，少しだけ大きい雨が降ったらどうなるのか，という想定をすると，より低い土地，水はけの悪い土地にやはり浸水する。

越水するだけで，浸水する土地は，より脆弱な地域である。
越水するというのは，堤防がぎりぎりまで機能した結果である。堤防は，満杯で決壊（破堤）するとは限らない。
その越水でも浸かるところは，よりリスクが高いことになる。
もちろん，雨に対して避難しなくてはならないのに加え，
この場合，資産は堤防次第ではなく，外力次第である。雨に祈るしかない。
つまり，自然的な意味でリスクが高いことを示している。

一方で，破堤すればある範囲では，ある意味で無差別的に激甚に浸水する。
この場合に，１ｍか２ｍか，の差を見てもあまり意味はない。
100年に1回の雨で越水による浸水ではなく，破堤による浸水を心配するエリアでは，
避難はしなくてなならない一方，資産の被害は，堤防次第である。
堤防整備のありようで，資産のリスクは大きく変動する。
（その予想図が１ｍか２ｍかと言う差は，３ｍか５ｍか，と言う差は，あまり意味がない）

だが，水防法改正後に公表された浸水想定図は，1枚だけであり，
「想定最大の雨」での氾濫の想定を，多数の破堤する候補の箇所事に氾濫計算して作図し，全部の図面について最大値を重ねてみた図，である。

その絵の状態が起こるわけではない。
1か所破堤したら，近くでは破堤しないのがふつうである。

つまり，その絵が「一度の雨で本当に起こること」として見た絵であれば，水がそもそも足りないのである。
この絵は，図の中の「自分の場所」が，あらゆる最悪が重なった想定でいろんな場所から氾濫したうちの，「一番悪い時の浸水深さ」，を示しているに過ぎない。

その「あらゆる最悪」というのは，
・堤防が瞬時に地盤高まで切れ下がり，越水してくること。
　（本当は，堤防の土があるので，徐々に下がっていくし，地盤高までは下がり切らないかもしれないし，徐々に破堤幅も広がっていく）
・下流に海が有ったら，大潮満潮時にちょうど重なること。
・水位が越水したら，すぐに破堤すること。
・水位が「計画高水位」を超えたら，すぐに浸透によって破堤すること。
　（本当は，時間がかかってから破堤する）
など，あり得ない仮定や，重なることが絶望的に少ない仮定も含まれている。

それによってえがかれた絵を利用する目的は，1つしかない。

避難である。
まちづくり，ではない。

ーーー　避難に使うとは

あり得ないくらいの仮定も込みで，浸水する範囲と，浸水する深さを描いた想定図，ハザードマップは，

その川が氾濫する可能性がある，と言われたときに，
・どの範囲にいる人は逃げる対象なのか（浸水想定域だよね。）
・どの範囲に逃げればよいのか（少なくとも，浸水想定域の外だよね）
・その範囲の中ならば，どの高さに垂直避難すればよいのか。
　（少なくとも，その場所の浸水深さより高い建物の階だよね）

という事を検討することに，使え，と言っている。

防災減災のガバナンスの観点からは，
防災活動，避難先，防災上行政が重要となる拠点，はその範囲ではないところに
設定しなくてはいけない

その土台とするための図，という事になる。

ーーー　

だが，これはあるかどうかも分からない想定の浸水についてである。
「もっと　リアルで最大の　浸水域を考えたら，低く狭くなるのでは？」
と思うだろう。そうだが，それを検討することは事実上不可能である。

堤防や防災施設が，厳密にどれくらいのところでもってくれるのか，はわからない。
厳密に，どれくらいの雨が本当に起こりうる最大なのか，は誰にもわからない。

だから，わかる方法で，わからないところは，あり得ないくらいの悪い条件で，組み合わせて検討したのが「最悪の条件という事にしておこう」という事にして，「わからない範囲は，基本的に逃げるべき場所とする」とするのである。


ーーー　そこで勘違いしてはいけない。

だが，

・住宅地や都市計画そのものを，この絵だけを土台にして検討しようとするべきだ，

とか

・この範囲に家を建ててはいけないというのか，

とかいうことをいう人がいるが，それは明らかに早とちりである。

この絵は，そういう意味では作成されていない。

家や土地利用，と言うのは，資産（家や財産，住まう環境，働く環境）ということになる。
その価値に対するリスクは，人命を同じだろうか。

あれが浸水するならば，私は一緒に死ぬ，ということならば話はべつだが，
普段から資産や機能と言うのは，人命と異なるレベルで（無意識に）管理されている。
通常，資産は人命よりやや高いリスクのところにおかれ，資産や機能の重要度によっておくべき場所のリスクは異なってくる。
公園，農地，事業地，住宅，市役所，など，すべてが同じリスクに置くわけではない。
リスクの低く有用性の高い土地にはいくらでもあるわけでなく，制約があるからである。

人命とひとくくりにもできないし，資産・拠点の間でもすべて同一にひとくくりにはできない。

重要度（公的・私的）と，ハザード(浸水のしやすさ）をはかりにかけて，
まちづくりを活かすことになる。
家を建てる，立て方を工夫する，土地利用を設定する，ということになる。

その浸水のしやすさ，は，あの「想定最大」の雨の，1枚の絵だけで，判断できるだろうか。

「深いところが浸水しやすいところのはずだ」

そうかもしれない。

だが，それは，「様々な規模の違う雨を降らせた，様々な想定」を見なくては，本来判断できないのである。

だが，今回公表されているのは1枚だけなのだ。

だから，これだけをもって「まちづくりの在り方」「家を建てる建てない」の判断に使おう，使うべきだ，使うものだと，言うことは誤認しているし，資産リスクの最適化の観点からは，全く合理的ではない。

例えば，自分が生きているくらいの間に1回くらい降る可能性が高い程度の雨だったら，どうなるだろうか。
(その資産を毀損する可能性を否定できないくらい，例えば30年に1回とか，100年に1回の雨）
そうした場合の絵を見て，水が浸かりそうだったらどうするか。

もっとひどいリスク，つまり，
自分の世代30年の間に，何度か水が浸かるかもしれない，そういう場所に家を建てるのは，明らかにおかしい。
そうしたところにはそもそも，都市・住宅の土地利用は外すべきである，とかである。

だが，こうした図を併記しないということは，
「想定最大」というのは，最も守るべき人命・避難への対応に限られる，ということである。

まずは，そのことをここに明記して置こう。


ーーーー　同じようで，重要な違い

「避難しなくてはいけない場所」
と
「家を建ててはいけない場所」
とは，同じ意味だろうか。

多くの人は，それを無意識に同じとして変換しているのではないか，と。

（同じであることが理想である。だが，そうなると，家をたてられるところでは，逃げなくてもいい，という逆選択が最も恐ろしい。詳細また同じ死者を出すことになるのである。）

先日，両親のPCを見る機会があった。

母のものはノートPCである。
レッツノートの中古があまりに遅くなったので，
5年ほど前に以前中古でプレゼントしたものを使っていた。
CPUはインテルの第4世代である。

http://sumisumi.cocolog-nifty.com/sumisumi/2020/08/post-a032fd.html

上のリンク先でも書いた通り，
1年半前2020年に自分のメインノートを更新したので，
そのお古をプレゼントするつもりが，コロナで帰省がのびのびになり，
ようやっと先日，渡し終えた。
（ただ渡せばよいのではなく，中身を引越しする作業付きで，結構使いまわすユーザでソフトがあれこれとあり，半日では終わらないのである。）

これでも，2015年購入のもので，CPUは第6世代の機種である。
ちなみに最新は第12世代で，Widows11が可能なのは第8世代である。

SSDで容量が2倍になるメモリも増える，CPUも多少は速い，ということで，
研究室で計算でもしない限りは十分なのである。
(左から右に引っ越している。メールのデータを明示的に回収する前にOutlookをアンインストールしてしまい，手間食って夜中まで作業がかかってしまった。一応事なきを得たはずである。）

ーーー
さて，それで懸案がなくなった，
と帰り際に父のデスクトップPCを見たら，とっても重いではないか。

こちらは7年前の新品だが，やはりインテルCPU第6世代のものである。

原因はいろいろ見当たった（謎ソフトが食い込んでいたとか，ウィルス対策ソフトが見逃していたとか）のだが，
いろいろ，削除・クリーンアップ・ウィルスソフト入替などしたものの，
多少軽くなっただけできれいにいかなかった。

しかも，ストレージはハードディスクである。これではとてもさっと立ち上げて使う気にはならないだろう。

だが，時間切れでこの時はそのまま引き上げてしまった。

こういうすっきりしないことがあると，いやなのである。

しかし，また片道1時間で出かけてきて，再インストール作業するのにも，相手がハードディスクでは，と思ってしまう。

ーーー
そこで，Windows10は2025年10月までしかサポートされない，とわかっているので，
・父には，この段階で，スペックを満たすPCとしてパーツを入れ替え（換装）し，当面Win10で運用,後日Win11に移行する。
・母には，今の自分のメインマシンを3年後を目安に渡す前にWin11に移行して渡せる。
という計画にしようと考えた。

ーーー　デスクトップPC　中身を入れ替える作戦

実家にある父のPCは，中間サイズのデスクトップで，いわゆるメーカーものではなく，
組んで売られているものなので，中身が入れ替えられる。

そこで，考えた計画は2段階。

（１）実家に帰ることなく，先に，
中身のメインの部分だけを極力安く入手し，
自分の手元で組み立て
Windowsからのインストールを設定しておく

そして，

（２）それを後日実家に持ち込んで，
既存PCの中身と入れ替えて，
アプリやプリンタや通信などの最終設定と，データの移行だけを行う。

この5日ほど，（１）に取り組んだわけである。

ーーー　入手
3月23日に思い立ち，パーツを次々に注文・落札。2日後の25日にはすべてそろう。

入手したパーツ：

・マザーボード　（H310チップセットが載ったもの，Win11可のはず）
　　PCを組み立て販売する店での中古，6,500円
・CPUとファン　（i5-8400，ぎりぎりWin11可）
　　同店舗，中古で14,500円
・メモリ（8GBx2）
　　ネットオークションで，5,980円
・ストレージ（ハードディスクではなくSSD250GB）
　　ネットオークションで，3,500円

（左上に映っているSSDは別物新品で使ってない，右上メモリ，右下CPU,箱の中がマザーボード）

別SSDとともにWindow10Homeのライセンスを買っているが，入替なのでカウント外とした。
純粋な入替分だけでいえば，30,480円であるが，実際にはもっと安いジャンクのマザーボードで失敗しているのでもう少しかかっている。
マザーボードが死んでいたので，わかってすぐに注文したのが3月25日。27日には手元に届き，当日中に「なんとか」インストールが完了した。

いま，このレベルのデスクトップPCを，本体だけでもまるごと手にしようとすれば，中古でも9万円くらいかかるはずである。
ひと昔では考えられない。（Windows11で不可，の第7世代でも5万ですぐには買えないだろう。）

だが，これだけでPCは組めないので，それ以外は，すでに諦めて中身を捨てたPCケース，つまり，筐体（電源，DVDなどが残っているもの）を，一時的に借りて，動作確認・設定・インストールを試みた。

ちなみに，こうした筐体（箱）は，メーカー（NECとか，HPとか）のものではなく，パソコン工房とかの，既存製品を組んで使われていたものが安全である。（入出力部分のケーブルがうまくいかないなど種々の問題がおこる）

ーーーー　行きつ，戻りつ

さあ！と
届いたマザーボードを箱にねじ止めし，
静電気を気にしながら，
CPUをこわごわと設置し，メモリをぶっさして，
覚えておいた各種ケーブル（ボード電源，ファン・チップ・などの電源，USB，全面パネル，スピーカ，オーディオ，SATA（SSD＋DVD）ケーブル）をサクサク差して，
くみ上げる。




電源を入れると，やたらと大きいビープ音が鳴るが，元気だなぁと無視して置いて，
Windows10のDVDでSSDにインストールしていく。。。

Win10homeでは，最初のユーザ設定に，microsoftアカウントしか設定できない。

しかたないので，自分のアカウントで設定し，後ほど，
microsoftアカウントではない，父のためのローカルアカウントを管理者として設定して，移行，
自分を後で消滅させる。

認識していないデバイスがあるので，
マザーボードについてきたDVDでドライバをたくさんインストールし，
WindowsUpdateを遂行した。

こうした無事に設定は終わったのである。

一見は。。。。

ーーー　ちょっとまて

これでWindows11に移行できる条件になっていれば，
WindowsUpdateに「そうしませんか！？」と言う画面が現れるはずである。

現れない。

そこで，「正常性チェック」なるソフトをダウンロードして試すと，
「セキュアブートができる」という条件が整っていない，と怒られた。
もう一つのハードル＝TPM2.0なる条件はクリアし，CPU,メモリ，ディスク容量はいうまでもない。

なんなのか・・・調べると，Windowsでも，ハードウェアでもなく，
マザーボードをつかさどるソフトUEFIの設定を正しく切り替えていない，
ということらしい。

これが，どうすればよいかよくわからなかった。

ネット検索し，試行錯誤した上での結論は，UEFIを設定後，Windowsを再インストールである。
古いBIOSTARマザーのUEFIの標準設定からの変更
・FastBootを有効
・CSMサポートは無効
・SecureBootは有効（カスタムはStandardにした）
切り替えると，先にインストールしたWindows10は起動しない。

Win10のDVDを入れて再インストールし，

「正常性チェック」ツールを，マイクロソフトではないサイトの情報経由でダウンロードし，
確かめると，確かに，条件は満たしている。


やれやれである。

がしかし，WindowsUpdateには，「Win11入れられるよ！」のお誘いは現れない。
それどころか，「準備をする」「ハードウェア要件を確認する」が出るだけである。

「要件を確認する」をクリックすると，Windows11のWebページにとんでいき，

という画面が表示されるだけである。
「現在対応中です。」とはなんだろう。

本来は，
「正常性チェックのアプリをダウンロードせよ，インストールせよ」
となるべき，または，入れられる，入れられない，という情報が出るはずで，

なんだこれは，と言うしかない。

別途ダウンロードできた少し前の正常性チェックのアプリでチェックすると，OKなのに，である。

ともかく，WindowsUpdateの挙動はおかしいが，Win11はインストールしようと思えばできるPCに、3万円で追加できたことがわかった。

このブログで，5月に濃厚接触者に指定されたときのことを書いた記事がある。
（こちら）

この時の記事が，今月になって特に多いわけではないが読まれている。
ログの状況。


数自体は大したことはない。
おそらくGoogle検索の上位に載るようになったからであるが，
そうなった理由は，オミクロン株の拡散で，濃厚接触者に関する検索をする人が増えて，
そのときの状況を知りたいというリクエストが急増したから，であると想像できる。

このグラフは，その実態を反映するものだろう。
1月の3連休ののちに，濃厚接触者になったひと，なりそうな人が急増し，
そうした検索が増えたのだろうと思う。

特に，濃厚接触者の周辺の人たちの困った状況は，深刻だろう。

愛知県では毎日約1000人に1人の割合で感染者が確認されている。
ということは，その周辺に平均的には同数レベル以上の濃厚接触者の指定がなされていると思ってよい。

（夏までと，この冬では，感染者1人あたりの濃厚接触者指定数は，少なくなっているはずである。
　マスクをしていれば，かなり長い時間閉鎖空間に一緒にいない限り，指定されないようになっているからである。）

遊佐町が，最高裁で勝訴しました。

山形新聞，速報
https://www.yamagata-np.jp/news/202201/25/kj_2022012500784.php

「予防原則，あたりまえじゃん」
と言うのが，法曹界では全くそうではなかったそうであると知って驚いたのがもう10年ほど前のこと。

高裁がばしっと「予防原則，あたりまえじゃん」くらいの判決文であった。

関係の方々，本当にご苦労様でした
特に，この条例のスキームを作られた方々，
県の方々に，

皆さんに敬意を。

この結果を見ることなく亡くなった方にも，報告できますね。


各自治体の悩みを一段階クリアできる事例・判例となるのではないでしょうか。

私は何も関与していないが，心から良かったと思う。


ーーー
遊佐町の最高裁に関する報告。2022年1月25日
http://www.town.yuza.yamagata.jp/ou/kikaku/kikaku/mizujyunkanhozen/hijimagari.html



鷲見まとめ，まとめサイトがなくなってしまったあとの，コピーを誰かが投げてる。

https://matome.eternalcollegest.com/post-2138279953605874101

今年2021年　5月20日の洪水で，橋脚洗堀されて傾斜し，通行止めとなった川島大橋の付近の状況を，見に行った。

現場に貼ってある写真では，こうなっていた川で一番左の橋脚（下流に向かって一番右）が傾いた。


そこで，これ以上橋脚が洗堀してひどくなるのを抑制するために，工事によって澪筋を付け替える，大規模な土砂の工事を行ったのである。
7月23日の右岸から見た様子。
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8月はじめには，こうなったそうである（現場に貼ってあるドローン写真）


ところが，盆の出水が大きく，こうなってしまった。10月3日の様子。

目の前の橋脚が，対象のものであるが，元通りになったようにしか見えない。

上部工の補強はなされていて，横倒れしにくくなるように補強材がつけられている。


下流から見た様子。
7月23日はこう，
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10月3日はこう。

さらに上流。

盆の出水では，盛った鳴らした面の上を
洪水ピークまでに土砂が動いて，広大な砂州を扇状に作り，
右岸側を洗堀させ，
低減時に切れ込むように澪筋を作ったようである。

上流からの角度が斜めで悪く，川幅が急に広くなるため，
扇形に土砂が動いて拡散，砂州を扇形に形成してしまい，水路を埋めたのだろう
。





向こう側に降りてみた。
切り開いたはずの流路はつながっておらず，そのまま目の前の水際まで来られる。

かなりの流速である。毎秒１ｍはあるだろう。水音がするくらいである。
水深がどうなっているのか，工事前は5mくらいはあったはずである。

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遠目ではわからないが，医師のサイズは，30-50cmくらいが中心である。

これらが，8月の洪水でガラガラと動いたのである。

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左岸の水路跡の下流部はこうなっている。
降りたところ。（右）

（左）下流はわんど状になっている。



ワンド上流端には，水が湧いている。専門の自分には，見慣れた現象だ。



その結果，切り開いたはずの水路はこの高さで，上流から埋まってきた。
左岸をを上流に見ている。手前は，掘ったはずのすいろの名残で，正面に見えているのは，ガラガラの土砂の前縁線の崖である。水路を埋めながら平坦にした高さ以上に平板な面がその向こう，上流に続いている。

子供らが，生き物をとるのに夢中。楽しそう。

その上流の面。上流から動いてきた砂州。

この砂州の上流に行った。（左岸側）

右岸にスイッチする瀬は，かなり下流にある。

その上流。以前の瀬はこの右(上流)にあった。

 
上流をみる。もしかしたら，水位は多少低下したかもしれない。
この下流の砂州の下流まで，河床低下が進行していたが，橋の付近の砂州で止まっていたのである。しかし，それが抜けて，澪筋低下は上流に影響伝播する可能性がある。


この上流右岸に湾曲内湾側に位置する固定砂州があり，これが異常に高い。


これをますます蛇行して，下流には角度をつけて洪水が突入するようになるだろう。
考えたマンガ。


この工事は，県の道路部局が担当したはずであるが，
今後，橋の本格復旧工事は国交省が担当することが発表されている。

 

自分のまわり、つまり、個人周辺、研究室回り、ともに、
WindowsPCがたくさんある。

Windows10で永続的に更新されるものと思っていたら、
Windows11に移行するとMicrosoftが宣言され、この秋から正式にリリースされるとのこと。

発表当初、その要件が厳しく、
かなりの現存PCが除外されるとのこととなっていた。

ーーー現在Microsoftに提示されている要件
プロセッサ: 1GHz以上で2コア以上の64bit互換プロセッサ
　　　　　　または System on a Chip (SoC)
RAM:4 ギガバイト (GB)
ストレージ:64 GB 以上
システム ファームウェア:UEFI、セキュア ブート対応
TPM:トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) バージョン 2.0
グラフィックス カード:DirectX 12 以上 (WDDM 2.0 ドライバー) に対応
ーーー　（その他は省略）

これは、当初発表の条件で、
これをチェックするためのツール「PC正常性アプリ」が公開されていたのが、
6月にはいったん、公開停止となっていて、いまだに復活していない。

全方面から要件の厳しい声が届き、
6月にこの要件が緩和されるのではないかとの情報が出て
のことらしい。

現在、サードパーティから出ているWhyNotWin11などの要件チェックのツールは、
そのままの要件とはならない可能性がある。

問題はプロセッサとTPMである。

当初、TPMは2.0が搭載でないとNGで、
CPUは報道ではインテルは第8世代以降、となっている。

だが、これが緩和されるのではないかということで、
TPMは必須でなくなる可能性もあり、
また、CPUもどこまでさかのぼってOKとなるか、である。

だが、Microsoftから見れば、将来の拡張性を考えれば、できれば緩和は避けたいところだろう。

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実家の家族に、自分のお古のノートPCを譲る計画があるのだが、
コロナの関係で1年半の間、実現していない。
（移植作業には時間がかかるからである。）

そのうちに、Win11がでるということになって、
引き渡すはずのPCが要件を満たすだろうと思ってみてみたら、
全然条件に足りていないことが判明。


LetsNote CF-SZ5、5年前のモデルではやむを得ない。
CPUは第6世代、TPMは搭載さえされていない。

だが、条件緩和次第では、視野に入ってくる。
巷にはTPM要件は解除されるのではないか、との観測もある。
CPUは第7世代までは緩和されるのではないかとの観測もあり、
もう一段下げる可能性も出てくれば、とダメ元と思っている。

秋にはいったんはっきりするのではないか。
それまで様子を見ることにしようと思う。

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